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海外FXの違法性・危険性 |危険な海外FXを見分ける方法を解説

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海外FXの違法性・危険性 |危険な海外FXを見分ける方法を解説

「海外FX業者って違法じゃないの?金融庁からの警告も出いてるし・・・利用しても大丈夫?」と不安を感じている方は少なくありません。

海外FXの法的な立ち位置については、グレーな部分が見られます。この記事では、海外FX業者の違法性や危険性という観点から、「利用者・海外FX業者の違法性」「安全な海外FX業者の見分け方」などについて詳しく解説しています。

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海外FXの利用に伴って、利用者に違法性はない

海外FXの違法性・危険性という観点で、もっとも気になる「利用者に違法性はないのか?」「海外FX業者に違法性は無いのか?」という点についてご紹介していきます。

(1)海外FXを取り巻く法律について

総評として海外FXを取り巻く法律については、曖昧な部分が多いです。そのため、不安な方は最新情報を随時チェックしておいた方が良いでしょう。これから、解説する内容はあくまで現状の海外FXを取り巻く法的な状況についてであり、解釈などによっても異なることがあります。

(2)法的な観点では利用者は安心

まず、前提として押さえておきたいのは「海外FXを利用する利用者サイドに違法性はない」という点です。海外FXに関しては、どちらかというと利用者サイドは法的には「被害者」に近い立場となっています。そのため、海外FXの口座を開設したり、海外FXの口座でトレードすることに関して法的に、なんの問題もありません。

(3)海外FX業者はグレーゾーン

一方で、海外FX業者はかなりグレーゾーンです。原則として「金融商品取引業」に関する登録を受けないと、日本に居住者に対してサービスを提供することはできません。これだけだと、海外FX業者に違法性があるように感じられます。

しかし、その一方で、多くの海外FX業者は日本語のWEBページを公開しているものの、WEBページの下部に「日本居住者を対象として公開しているものではない」といった旨の文言が記載されていることが多いです。

これは「海外FX業者が日本居住者を対象して勧誘しているのか・否か」という点によって、違法性が変化するためだと考えられます。

海外FXのような業者は「外国証券業者」と言い、原則として外国証券業者が日本居住者に対して事業を行うなら、日本での登録を受けないといけません。その一方で「勧誘及び勧誘に類する行為」をしていない場合は、日本居住者との取引が可能です。

海外FX業者が主張しているように、もしも「日本居住者向けに勧誘していない」と判断されれば、海外FX業者に違法性はないと言えます。しかし、日本向けのマーケティングを積極的に行っていると捉えられる実情もあり、グレーゾーンであると言えるでしょう。

(4)金融庁による警告について

よく海外FXの危険性・違法性において、引用されることが多いのが「金融庁による警告」です。この点に関しても、海外FX業者が「誰を対象に勧誘を行っているのか」について照らし合わせて、行っていると考えられます。

前述の通り、海外FX業者はホームページの下部に記載している通り「日本居住者向けではない」としています。しかし、金融庁が「勧誘では無い」と判断する際は、以下のような項目に照らし合わせており、実情として多くの海外FX業者が該当すると考えられます。

参考:外国証券業者によるインターネット等を利用したクロスボーダー取引 | 金融庁

金融庁が考える「勧誘」の基準で考えると事実上、海外FX業者は「勧誘を行っている」と言え、警告を行う根拠になっている可能性が高いでしょう。現状では、金融庁は「警告」程度の対処で留まっているものの、今後本格的な規制を行う可能性もゼロではないと言えます。

海外FX業者の危険性について

次に、実際に金融庁が警告しているような危険性があるのか・無いのかという点について解説していきます。海外FX業者の危険性について把握していきましょう。

(1)基本的に危険性は高いと考えた方が良い

海外FX業者は信頼性の低い金融ライセンスしか保有していないことが多く、中にはそもそもライセンスを保有していない海外FX業者も確認できます。このようなことから、基本的に「海外FXは危険性の高い業者が多い」と考えた方が良いです。

後に詳しくご紹介しますが、信頼性の低い海外FX業者を利用したことによる詐欺的な被害の事例も見られます。もちろん、信頼性の高い海外FX業者も存在しているため、利用者サイドで「信頼性が担保されている海外FX業者か?」という点をしっかりとチェックしていく姿勢が必要です。

(2)なぜ、安全性の高いライセンスを保有していないのか

気になるのは「なぜ、海外FX業者は安全性の高いライセンスを保有していないのか?」という点です。この点については、単に海外FX業者が先進国が提供しているようなライセンスを保有できるほどの事業基盤無いと言った単純な理由ではありません。

海外FX業者が安全性の高いライセンスを保有しない理由は、安全性の高いライセンスの「規制が厳しい」からです。規制が厳しいということは「数百倍〜数千倍といったハイレバ」「豊富な入金・口座開設ボーナス」が提供できないという点にも繋がります。

つまり、海外FX業者特有のメリットであるハイレバやボーナスを利用者に提供しようとすると規制に縛られるため、あえてライセンスを保有していないという側面があります。

(3)危険な海外FX業者を利用した事による被害事例

上記したような事情がある一方で、危険な海外FX業者による詐欺的な被害事例は多くあります。これから、危険性の高い海外FX業者を利用したことによる被害事例をいくつかご紹介していきます。

①出金拒否

最も想像しやすい被害が「出金拒否」です。出金拒否とは、利用者が口座から資金を出金させようとした際に、海外FX業者から拒否されることで、元々の資金も利益も海外FX業者に奪われてしまう事例です。ただし、実情としては「禁止行為などを行って出金拒否をされた」という利用者の落ち度による出金拒否も確認できるため、一概に海外FX業者が悪質とは決めつけられない側面もあります。

②意図的な価格の操作など

ライセンスを保有しているということは、ライセンスを剥奪されないように公正・公平な取引環境を提供するプレッシャーがFX業者に働きます。しかし、海外FX業者が保有しているライセンスは事実上、監査が存在していないライセンスも少なくありません。このため、ノミ行為などを行っている海外FX業者が意図的な価格操作を行い、利用者に損害を与えるといった事例があります。

③サーバーエラーなどによる損失と補填の有無

海外FX業者を利用していると「サーバー・ツールの障害」などによる損失を経験することがあります。このときに、良心的な海外FX業者であれば、損失分を補填してくれることが少なくありません。一方で、悪質な海外FX業者の場合は、損失の補填を拒否し、業者側の過失があっても、利用者の損失を補填しないといったケースが見られます。

(4)すべての海外FX業者が危険な訳ではない

危険な海外FX業者について色々とご紹介しましたが、押さえておきたいのは「すべての海外FX業者が危険な訳ではない」という点です。むしろ、透明性の高いNDD方式の取引を提供している海外FX業者も少なくなく、国内FX業者よりも透明性が高い業者も存在しています。このことから、「信頼性が高いのか?低いのか?」という点を見極める利用者サイドのリテラシーが重要になります。

安全な海外FX業者の見分け方について

安全な海外FX業者の見分け方について5つのポイントから解説していきます。以下の内容をしっかりと満たしている海外FX業者であれば、信頼性が高いと言えます。

(1)グループ会社を含めたライセンス

一番、はじめに確認したいのは「ライセンス関係」です。信頼性の低いライセンスであっても、ライセンスを保有していることに越したことはありません。ライセンスを保有している海外FX業者であれば、基本的にWEBページでライセンス情報を記載していることが一般的です。

逆にライセンスの記載がなければ、ライセンスを保有していない可能性が高く、注意が必要になります。ただし、ライセンスを保有していない業者の中でも「グループ会社が信頼性の高いライセンスを保有している」というケースもあります。このことから、サービスを提供している法人はもちろん、グループ会社が確認できる場合は「グループ会社のライセンス」も併せてチェックしておくと良いです。

(2)紛争解決機関への登録など

信頼性への意識が高い海外FX業者では、利用者へ損失を与えてしまった場合や、利用者と紛争(揉め事)が発生した際に備えて、保険や紛争解決機関へ加入・登録しているケースがあります。このような点を開示している海外FX業者は信頼性が高いと言え、安心して利用できる可能性が高いでしょう。

(3)資金管理方法が明確で透明性も高い

資金管理方法も海外FX業者の信頼性をチェックする上で、重要な項目になっています。以下のような点から、各海外FX業者の資金管理方法をチェックしておきましょう。信託保全などを行っているケースでは、かなり信頼性が高いといえます。

  • 「分別管理を行っているか?」
  • 「信託保全は行っているか?」
  • 「取引銀行が記載されているか?」

(4)運営実態が確認できるか

大きな規模の海外FX業者だと、信頼性をあげるために「スポンサー活動」「活動拠点となっているビル」などを公開しているケースが多いです。特に、大手海外サッカークラブのスポンサーになっているケースなどでは、運営の実態がしっかりと存在していると言えます。

(5)ネット上に悪い噂が多く見られないか

やはり、どれだけ海外FX業者側が開示している情報をチェックしても、海外FX業者側が虚偽の情報を記載している可能性は捨てきれません。このことから、最終的には「口コミ・評判」をチェックするのが有効です。口座開設を行う際は、Twitterなどで海外FX業者の名前を検索して、利用者のリアルな声を調べておきましょう。

海外FX業者を利用する際の注意点

最後に、海外FX業者を利用する際の注意点を「一定のリテラシーが必要」「税金が国内FXと異なり、脱税などに注意」「最終的には自己責任が原則」という3点から解説していきます。

(1)一定のリテラシーが必要

玉石混交な海外FX業者の中から安全な業者を見つけるのはもちろん、ハイリスクな取引が可能な海外FX業者も存在しているため、海外FXの利用に当たっては「一定のリテラシー」が必要となります。そのため、海外FXを利用する前に、しっかりと一定の知識を押さえておいた方が良いでしょう。

(2)税金が国内FXと異なり、脱税などに注意

海外FXの利用に伴って発生した利益は、当然課税の対象となるため、納税の必要があります。また、海外FX・国内FXの税率は異なり、海外FXは「総合課税の対象」、国内FXは「申告分離課税」となります。国内FXと同じように税金の処理をしていると、不適切な納税に繋がる可能性があるため、注意が必要です。

(3)最終的には自己責任が原則

海外FX業者はライセンスの信頼性が低くある日突然、業者が消えてしまうといった可能性もゼロではありません。また、このようなトラブルの際に、利用者を保護するような日本国内における法律・制度が適応されないので、最終的には自己責任が原則となります。

まとめ

海外FX業者の違法性・危険性について解説しましたが、10年間以上運営している海外FX業者も少なくなく、ハイレバ・豊富なボーナスを提供しながら、保険・紛争解決機関に加入するなどして、信頼性の向上に努めている海外FX業者もいます。危険性などが心配な初心者の方は、海外FX業者おすすめ比較ランキングで紹介している知名度の高い海外FX業者を利用するのがおすすめです。

この記事について

著者: 一般社団法人 子ども教育科学創造研究所

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一般社団法人 子ども教育科学創造研究所は「子ども育成に関わる研修、研究活動を通して、社会に貢献する」という理念のもと、子どもたちの健全な成長と将来の経済的自立を支援しています。当研究所では独自の研修プログラムや研究活動を通じて、子どもたちの育成支援に取り組んでいます。また、金融教育の重要性も認識し、子どもたちが将来的に適切な金融リテラシーを身につけられるよう、さまざまな取り組みを行っています。

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