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海外FXのロスカットや証拠金維持率について解説 | 各業者のロスカット水準も紹介

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海外FXのロスカットや証拠金維持率

海外FXにおける「ロスカット水準の相場・目安」「ゼロカットシステムの意味が分からない」という方は少なくありません。特に、ゼロカットシステムについては国内FXには無いシステムであり、ロスカット水準も海外FXと国内FXでは大きく異なります。

この記事では、資金管理の観点から絶対に外せない海外FXのロスカットについて、ロスカットの概要・各業者のロスカット水準、ロスカットされないためのコツについても解説しています。

海外FXでよく聞くゼロカットシステムやロスカットとは

海外FXにおけるロスカット・ゼロカットシステムに関する基礎的な内容を解説していきます。海外FXで取引を行う上で理解が欠かせない両者について、しっかりと押さえていきましょう。

(1)前提として証拠金維持率を押さえる

ロスカット・ゼロカットシステムを理解するために、最も基礎的な知識として必要なのが「証拠金維持率」についての理解です。

証拠金維持率とは「有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100」で求められる数値のことです。有効証拠金は口座残高とポジションによる損益を足した金額、必要証拠金(レート × 注文量 ÷ レバレッジ)はポジションを保有する際に最低限必要になる資金を指しています。

証拠金維持率は、現在保有しているポジションが口座残高に対してどの程度のバランスを保っているのか?(どのくらい負けているのか・勝っているのか)を、割合で示したものになっており、FX取引を行う上では、常にチェックしておきたい指標の1つになっています。

証拠金維持率が高ければ高いほど勝っている(余裕がある)ということになりますし、証拠金維持率が低ければ低いほど負けている(余裕がない)という状態にあたります。

(2)ロスカット水準はロスカットされる証拠金維持率のこと

ロスカットとは「損失が一定以上まで大きくなったときに、強制的に決済する」ことです。そして、そのロスカットを行う基準を、ロスカット水準(ロスカットレベルなどとも)と言います。

ロスカット水準は、前述した「証拠金維持率」を基準に予め定められています。ロスカット水準になっている証拠金維持率の割合は各業者によって異なっており、これは「各FX業者によって許容している損失が異なる」ということです。利用者にとってロスカットはできるだけ避けたい事柄であるため、レバレッジなどと同じように注視しておきたいのが「ロスカット水準」であると言えます。

また、似たようなものに「マージンコール」がありますが、マージンコールはロスカットとはまた別物です。マージンコールもロスカットと同じように証拠金維持率が低下した際に発生しますが、あくまでマージンコールは「証拠金維持率が下がってますよ」という警告の意味しか持っていません。実際に強制的な決済が行われるロスカットとは、性質が異なります。

(3)ゼロカットシステムは証拠金以上の損失を出さない仕組み

著しく流動性が低い、または相場が混乱しているなどの要因から「ロスカットが機能しない」こともあります。これにより、国内FXでは多額の追証が発生するケースもあり、場合によっては借金を負ってしまうこともあります。

このような「証拠金(口座残高)以上に損失が出ない」ようにするシステムが「ゼロカットシステム」です。つまり、ゼロカットシステムとは「ロスカットが機能しなかったときの保険」であるとも言えます。基本的に海外FX業者はゼロカットシステムを導入しており、追証を負うといった心配はありません。

ゼロカットシステムが多用された事例としては、「アメリカ同時多発テロ」や「リーマンショック」「東日本大震災」など、大規模なテロ・経済危機・震災などによって、市場が混乱すると、ゼロカットシステムが機能することが多いです。

代表的な海外FX業者のロスカット水準まとめ

代表的な海外FXのロスカット水準をご紹介していきます。国内FXとの比較もしながら、ロスカット水準における国内FX・海外FXの違いも解説していきます。

(1)5つの海外FX業者のロスカット水準

代表的な海外FX業者のロスカット水準は以下のとおりです。

海外FX業者 ロスカット水準
XM 20%以下
TitanFX 20%以下
AXIORY 20%以下
iFOREX 0.25%以下
LAND FX 30%以下

iFOREXのみ0.25%という特に低いロスカット水準となっています。iFOREXは、ロスカット水準が非常に低いことで有名で、この表ではiFOREXの特徴が強く出ていると言えます。レバレッジとのバランスを考慮しても、iFOREXの損失許容範囲は圧倒的です。

iFOREXを除くと、概ね海外FX業者は20〜30%の証拠金維持率がロスカット水準であることが分かります。逆に、上記のようなロスカット水準よりも高い海外FX業者を利用されているケースは、一度見直された方が良いかもしれません。

(2)国内FX業者と海外FX業者のロスカット水準を比較

代表的な国内FXのロスカット水準は、以下のとおりです。

国内FX業者 ロスカット水準
楽天証券 50%以下
GMOクリック証券 100%
DMM FX 50%以下

海外FXと比較すると、高く設定されていることが分かります。しかし、国内FXに関しては、このくらいロスカット水準が厳しい方が良いでしょう。なぜなら、海外FXと違って「追証が存在している」からです。利用者保護の観点から考えると、追証が存在している分、安全サイドにロスカット水準を置いた方が良いでしょう。

ロスカットされないための工夫

次に、海外FXでロスカットされないための工夫について、4つほどご紹介していきます。できるだけ避けたいロスカットを避けるコツを押さえていきます。

(1)予めロスカット水準・最大レバレッジなどの取引環境を確認

結局のところ、ロスカットを避けるには「ロスカット水準にできるだけ近づけない」という努力をするしかありません。そして、ロスカットに大きく影響を与えるのは、以下のような要素です。

  • ロスカット水準の高低差
    (低い方が望ましい)
  • 最大レバレッジ
    (高い方が望ましい)
  • ポジションの取引量
    (少ない方がロスカットされにくい)

取引量に関しては、臨機応変に対応していく必要があるものの、ロスカット水準や最大レバレッジについては、海外FX業者にて口座開設を行う前の段階で、把握しておくことが可能です。

そのため、ロスカットされないための一歩目として「ロスカット水準・最大レバレッジなどの取引環境を必ず確認しておく」という作業を行っておきましょう。また、ロスカット水準・レバレッジのどちらかだけの数字が良くても、あまり意味はありません。

ロスカット水準・最大レバレッジともに低いとロスカットされやすいと言えますし、レバレッジ・ロスカット水準ともに高くてもロスカットされやすいです。あくまで、ベストなのは「レバッジが高くて、ロスカットが低水準」という取引環境ですので、どちらかの数字だけが望ましくてもあまり意味がないことを押さえておきましょう。ロスカット水準とレバレッジのバランスが重要です。

(2)証拠金維持率をしっかりとチェックしておく

証拠金維持率は、さまざまな背景(レバレッジ・取引量・証拠金)などを全て考慮した上で、ポジションの状態を表した分かりやすい数値になっています。ロスカットをできるだけ避けるなら、慣れないうちは定期的に証拠金維持率をチェックしておく癖をつけるのがおすすめです。

また、目安となる証拠金維持率を予め押さえておくのも、おすすめです。目安となる証拠金維持率は取引手法などによって異なりますが、スキャルピングなどの非常に短期なもので200%〜、デイトレードなどで500%あるのが望ましいです。スウィングトレードなどであれば、1,000%以上が必要という見解もあります。

取引のスパンが長ければ長いほど望ましい証拠金維持率は高くなります。この点については、自身の取引スパン・取引スタイルなどを考慮して、ベストな証拠金維持率を予め決めておきましょう。

(3)ポジションを徹底管理

海外FXは通貨のみならず、株式・仮想通貨など魅力的なCFD銘柄を扱っている業者も少なくありません。しかし、初心者のうちは同時並行で、さまざまな商品のポジションを持つというのはあまりおすすめできません。(管理が困難なため)

当然ですが、ポジションを持てば持つほど、ロスカットされるリスクというのは上がっていきます。そのため、ポジションの保有量は、自身が管理できる範囲に収めておくのがおすすめです。特に初心者の方は、無駄なポジションを持ちすぎないように注意しましょう。

(4)マージンコールを無視しない

資金管理の観点から見たときに、マージンコールが発生している状態というのは、既に理想的な証拠金維持率とはかけ離れたものになっている可能性が高いでしょう。このようなときは、全てのポジションを決済するのは難しいとしても、マージンコールが出てしまった段階で一部のポジションを決済するのがおすすめです。

マージンコールはロスカットまでの最後の警告といっても良い存在なので、マージンコールはしっかりと活用していきましょう。少なくとも、マージンコールを無視してポジションを保有し続けるというのはおすすめできません。

理想の環境は「ロスカット低水準・ハイレバ口座」

海外FXにはさまざまな特徴を持った業者が存在しており、一概に「この業者がおすすめ」といった評価はできません。しかし「ロスカットまで遠い」という点のみに焦点を当てた場合は「ロスカット低水準・ハイレバ口座」というのがベストな選択となります。

というのも「ロスカット水準だけが低い」・「レバレッジだけが高い」というどちらのケースでも、ロスカットを遠くするという観点では効果的とは言えません。ロスカットまでをできるだけ遠くしたいケースでは、レバレッジが高めでロスカット水準の低い業者を選びましょう。

まとめ

この記事では、海外FXのロスカットについて解説しました。強制的なロスカットというのはCFD特有の概念で、現物の投資のみを行ってきた方にとっては、違和感があるものかもしれません。しかし、証拠金維持率やロスカットなどの資金管理に関する知識はFXでは重要です。特にハイレバを扱う海外FXでは、必須の知識となっているため、実際に取引を行う前に一通りの知識を押さえておくのがおすすめです。

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